2001年5月12日(土) 05:01

フェアホイゲン拡大委員はEUの民主的基盤の強化を望む

シュトゥットガルト(AP)

欧州連合の拡大担当ギュンター・フェアホイゲン欧州委員はEUの民主的基盤の強化を望んでいる。欧州議会には今以上の権限が認められねばならず、欧州委員会も一層の民主的および議会制度上の正統性が必要である、と社会民主党(SPD)所属の同委員はシュトゥットガルトの『ゾンターク・アクトゥエル』紙に語った。

フェアホイゲン委員は、ドイツのゲルハルト・シュレーダー首相が最近提唱した欧州連合改革案を擁護し、他の国々の批判に反論した。ドイツ首相に対して欧州超国家を目論んでいるなどと批判するのは誤解である。シュレーダー首相は明確な権限分割とすべての決定レベルにおける民主的構造を求めたのだ、と同委員は述べた。

フェアホイゲン委員は、EU閣僚理事会の決定におけるこれまでの全会一致の原則の変更を求め、行動能力を失わないためにEUは多数決決定に移行する必要がある、と主張した。

原題:Verheugen wuenscht staerkere demokratische Grundlage der EU